【読書感想】エンジニアのためのカジュアル面談のトリセツ

これはTECH PLAY女子部 Advent Calendar 2023の5日目の記事です。

adventar.org

 

先日、自分がカジュアル面談を知らないのでは?とモヤモヤをツイートしたところ、
おすすめの本を紹介していただき、とてもありがたいことに著者の川原さんから同人誌版をいただきました。

ちょうど疑問に思ってたことに答えてもらうような内容で、いただいた翌日に読み終わったので感想文を書きます。

 

カジュアル面談のトリセツ

カジュアル面談の定義

本記事の最初のツイートにあったように、カジュアル面談の話をすると人によってお話しいただく内容が様々で、カジュアル面談は現代のぬえか何かかと思い始めていたところでした。

「エンジニアのためのカジュアル面談のトリセツ」では、序盤で採用フェーズを紐解き、定義し、カジュアル面談について読者が迷子にならないよう親切な走り出しになっています。

「第1章カジュアル面談の定義」だけでも読んで欲しい!

 

採用フェーズをひもとくと、Lead Generation、Lead Nurturing、Recruiting、Employee Successと

それぞれ対訪問者、対フォロワー・Talent Pool、対候補者、対従業員とフェーズが分かれています。

 

この本のカジュアル面談の範囲は、Lead Generation、Lead Nurturingの両方になります。

Recruiting(選考から内定承諾まで)はカジュアル面談の対象外のようです。

 

転職サイトを使ってのカジュアル面談

転職サイトは、掲載型、エージェント型、スカウト型がありますが、スカウト型はカジュアル面談が多いそうです。

こういう使い方はしてこなかったので、今後は意識して使おうと思います。

 

トリセツでは、転職サイトの種類のほか、使い分け、スカウトがくる登録内容など、スカウト型転職サイトを使うためのアドバイスが記載されています。

読むべし。

 

カジュアル面談を開催する前にやること(求職者)/(会社側)

求職者側、会社側で必要な準備が書かれています。

それぞれこういう準備が必要なのだな、ということが自分の中で曖昧だったので、とても助かりました&この準備ができている求職者or会社があれば、それぞれにとってとても嬉しいだろうなと思いました。

 

次の段階へ

カジュアル面談では高評価と感じても、書類選考で落ちることは認識しておいたほうがよいそうです。

人事担当者が決めたレギュレーションに達してないと選考から落とされます。

カジュアル面談と採用は別のフェーズと意識して取り組むのがよさそうです。

 

トリセツを読んでみて

カジュアル面談という正体が曖昧なものを定義付けされることで、その後のカジュアル面談の準備、実施、その後までのイメージがつくようになりました。

どうやら本記事の冒頭で私の抱いていた疑問は、トリセツの中で定義されているカジュアル面談と、それ以外の話がごっちゃになっていたことで起きていたようでした。

 

本編を読み終わり、第14章以降のカジュアル面談に関する寄稿を読むことで、それぞれ求職者や会社担当者がどのように感じたりしているかが分かり、さらにカジュアル面談の場で何が起きているか解像度が上がりました。

 

「エンジニアのためのカジュアル面談のトリセツ」は、求職者や会社側の実際にこれから動く人だけでなく、

話のすれ違いを予防するために、エンジニアでカジュアル面談というワードを聞いたことがある人なら、1回は目を通したほうが良い本だなと思います。

 

著者の 川原さん(https://twitter.com/sapi_kawahara)、紹介してくれたふれーむさん(https://twitter.com/ditflame)、大変ありがとうございました!